呼吸により横隔膜が収縮すると、筋連結した腹横筋も収縮します

腹横筋は胸背筋膜を介して3kgの力を伝達する能力があります

 

胸背筋膜は手、頭、足の筋に筋膜により連結しているので 深い呼吸により横隔膜から手足に力が伝達されています

 

呼吸運動に対して一定の方向で適度な力で抵抗を加えると力が伝達され遠隔の筋肉は伸張 (ストレッチ) され遠隔の筋肉を刺激することができます

 

 

呼吸により筋連結した遠隔の筋が収縮させリラクゼーション効果と筋力の強化をする手技がストレッチ筋膜法です

 

 

 

筋膜とは

筋膜は個々の筋また筋群を包んで他の筋はまたは筋群および周囲組織を隔離する一種の線維性膜

筋膜は筋の保護膜であると同時に他筋の起始または付着点となるばかりでなくリンパまたは血液の吸収作用を間接的に助けます(金子 1996;Vleeming 1996)

 

筋膜の連結筋膜は足の筋群から手の筋群まで連結しています

遠隔の筋収縮が筋膜を介して伝達し目的とする筋が緊張した後リラクセーションすることにより関節の位置異常が改善され可動域が改善されます (新井2009)

 

腱膜腰筋間腱膜は、脊柱全体や頭部および四肢の動きにより緊張を生じさせることができます (神経筋膜効果 (neuromuscularfacial effect))

(Barker 1999)

呼吸により横隔膜が収縮すると、筋連結した腹横筋も収縮します(Hodges、1997)。

 

腹横筋は胸背筋膜を介して3kgの力を伝達する能力があります (Barkerら, 1999)

 

胸背筋膜は手、頭、足の筋に筋膜により連結しているので (Kahleら、1996)深い呼吸により横隔膜から手足に力が伝達されています

 

呼吸と筋膜

老化による筋肉への問題

サルコペニア

筋肉量が減少し筋力や身体機能が低下している状態

 

転倒・骨折や寝たきりなどの原因にもなるため十分な栄養の摂取や体力維持・筋力増加のための運動によりサルコペニアを予防することが重要

 

サルコペニアには悪玉たんぱく質(ミオスタチン)を減少させる方法が有効

ミオスタチンの阻害剤エピカテキン(ダークチョコ(カカオ85%)、りんごの皮、緑茶等)

高齢者を対象とした研究  (68.63±2.86 歳) のサルコピア対策として、サプリメント

(エピカテキン)と抵抗運動の組み合わせが筋力と代謝改善に有効 (Mafi2018)

脳卒中後の障害が残ると 麻痺と老化の2つの要因で筋力が低下します!

 •脳卒中後片麻痺患者15名(50–76 才)が対象

 

筋のタンパク質の合成とサイズの負の調節因子であるミオスタチン(myostatin )の抵抗運動前後の変化を検証

 

1)麻痺側が非麻痺側より40%有意に発現量が多かった

2)強負荷(一回最大抵抗量で両側のleg press extensionが1回できる負荷)で12週(週3回)行った

3)その結果麻痺側は48%有意にミオスタチン(myostatin )が減少

(Alice ey al.,Stroke, 2011) 

 

*ミオスタチン (筋肉を弱くする悪玉たんぱく質) が減少するということは筋肉を萎縮させる力が弱くなるので筋が肥大しやすくなります

 

サルコペニアには適切な抵抗運動が必要です