動的モビライゼーションPNF学会

動的モビライゼーションPNF

動的モビライゼーション療法は筋・腱・神経・筋膜・靱帯・関節包等を刺激することにより神経筋膜効果,靱帯-筋反射活動弓,リバウンド効果を促しながら歩行反射等を誘発し中枢の興奮と抑制を誘発し刺激した部位のみでなく遠隔の痛みの軽減や随意運動能力 (Dynamic flexibility・dynamic stabilization) を高める療法です

当学会理事長の新井光男の開発した動的モビライゼーション療法は、以下の3つの手技で成り立ちます

1)モビライゼーションを中心に構成したDynamic mobilization with PNF (動的PNFモビライゼーション手技)

2)PNFの運動パターンを中心に構成したPNF with dynamic mobilization (動的モビライゼーションPNF手技)

3)新整体法MPCコンディショニング  (Chiropractic with Mobilization PNF Conditioning) 

1)と2)は、病院での理学療法において疾患に対応するための動的モビライゼーション療法です

運動機能を高めることが目的です

3)MPCコンディショニングはモビライゼーションPNF(主にストレッチ筋膜法を用いる)とカイロプラクティックソフト呼吸法との融合法で痛みや歪みの根本的な改善ケアを目指します 

MPCコンディショニングは首痛・腰痛・関節痛(肩関節、股関節、膝関節、足関節)などの痛みの改善のために独自に開発したカイロプラクティック・骨盤矯正・運動によるコンディショニングを融合した科学的証明のある脳科学コンディショニング法です

 

静的モビライゼーションから機能的モビライゼーションへ

機能的な四肢の動きは筋の強化と筋肉と関節の柔軟性および体幹との協調性が必要であり静的な関節のモビライゼーションのみでは解決できません

中枢の制御を伴う筋出力を伴う機能的なモビライゼーションが必要になります

 

 

モビライゼーションPNF手技とは

モビライゼーションPNF手技は新井光男が1980年代に開発した手技です 2000年に「モビライゼーションPNF」としてメディカルプレスから出版しました モビライゼーションPNF手技は、PNFとモビライゼーションを融合して機能的な柔軟性(動きやすさ)を促しながら筋力と柔軟性を同時に獲得させる手技です

機能的な動き(PNF運動パターン)の中間域での静止性収縮の促通 (SCF手技),最終域 (短縮域) での四肢の他動的な共同回旋促通手技  (CRF手技)、中間域から短縮域での脊柱の自動・他動的なカップリングパターンの促通手技 (CPF手技) の3つの手技を中心にアプローチします

3つの手技は、靭帯のゆるみと緊張を考慮した骨運動,靱帯,筋膜,筋・腱紡錘への刺激により反射活動を促通します

遠隔部位への反応は筋膜を介したストレッチ効果によりアプローチします (間接的アプローチ)

PNF運動パターンを用い痛み・萎縮により罹患部位に直接アプローチできないときに、より健常な部位の抵抗運動とモビライゼーションにより目的部位の機能改善を得るための手技です

遠隔部位の筋力強化・自動・他動関節運動改善法は脳科学・神経生理学的根拠に基づいています 

 

 

PNF運動パターン中間域での静止性収縮の促通手技(SCF手技)

目的とする筋を伸張位にしないPNF運動パターン中間域肢位を保持させ圧縮を強調しながら抵抗運動によって、静止性収縮を促通する手技です

筋膜の伝達によるストレッチ効果があります

 

モビライゼーションPNFコンディショニングのSCF手技
モビライゼーションPNFコンディショニング

矢状面上の運動では抑制傾向が強く促通のためには強度な負荷量が必要となります

他動関節可動域改善が目的ならば運動後抑制が生じることは有益です

しかし痛みによる中枢の抑制状態や運動単位動員困難等の問題点を解決するためには運動後の中枢の興奮が必要です

モビライゼーションPNFのストレッチ筋膜法は目的とする筋を伸張位にしないPNF運動パターンの中間域肢位を保持させて抵抗運動によって静止性収縮を促通します

ストレッチ筋膜法は抵抗運動の部位だけでなく遠隔の部位の問題点を解決します 生理学的根拠により、副次的に生じた運動単位の動員の減弱 (脳活動の抑制) を増大させたり過剰に収縮している場合はリラクゼーションさせまることが可能なことが分かっています 

 

骨盤の後下方向の運動へのSCF手技

モビライゼーションPNFコンディショニングのSCF手技
モビライゼーションPNFコンディショニング
モビライゼーションPNFコンディショニングのSCF手技
モビライゼーションPNFコンディショニング

抵抗運動の方向で固有受容器は脊髄小脳路より上位中枢に伝達される情報がコントロールできます

静止性収縮による抵抗運動の方向は、その後の運動に影響をあたえることが分かっています(後効果・遠隔後効果; Arai,2016)

Arai M, Shiratani T.  The Effects of Different Force Directions and Resistance Levels during Unilateral Resistive Static Contraction of the Lower Trunk Muscles on the Ipsilateral Soleus H-reflex in the Side-lying Position. J Nov Physiother   6(3) 100090   Jun 2016

 

 

共同回旋促通手技

PNF運動パターンを用い関節包内での向かい合う関節面間のねじれを最終域で共同回旋を生じさせる手技です

共同回旋とは骨のらせん運動に伴って発生する回旋です

四肢のらせん的運動時に共同回旋が生じるため(Kesslerら 1983)PNF運動パターンのらせん運動時に回旋を介助することにより可動域が拡大します

静的モビライゼーションではゆるみの肢位で操作しますがモビライゼーションPNFの共同回旋手技はしまりの肢位で操作するのが特徴です

 

モビライゼーションPNFコンディショニングの共同回旋手技
モビライゼーションPNFコンディショニング

凹凸の法則は意味がないのでモビライゼーションPNF手技を行う時は考えない

モビライゼーションPNF時、凹凸の法則は考えません

理由は

1.骨は並行運動や軸が固定された傾きではなく絶えず支点が移動しながらモーメント運動をするので凹凸の法則に従わない例が多い

2.歩行時立脚相の終期のプッシュオフ  (push-off) 時の股関節伸展(大腿骨が後方)時に腓腹筋は大腿骨(遠位)を後方に滑らせる(大腿骨は(遠位)凸の法則に従わない)

3.仙腸関節は加齢と供に凹凸の法則が成り立たない

30代までに腸骨の線維軟骨の表層面の凹部形成と浸食が始まる.

0-50歳代では男女とも関節面の不規則さと粗雑さが増大しほとんどの標本で軟骨とその下にある骨の両方に隆起や陥没が見られる(Vleeming, 1990,)

 4.関節面が破壊された場合(変形性膝関節症,RA)や癒着性関節包炎が起きた場合には関節運動は制限され 凹凸の法則は成り立たない

 

 

連結運動促通手技(CPF手技)

CPF手技とはセラピストの片手で肩甲骨・骨盤のPNF運動パターンを用いた抵抗・他動運動を行いながら他方の手で脊椎の側屈と軸回旋(coupling pattern(連結パターン))を促通する手技です

モビライゼーションPNFの連結運動促通手技では肩甲骨・骨盤のPNFのパターンを用いた抵抗運動時に間接的に脊柱を操作し、モビライゼーションを行うのが特徴です

 

 

モビライゼーションPNFコンディショニングのカップリング
モビライゼーションPNFコンディショニング

カップリングの促通時の脊柱の回旋方向

1. 後頭骨/C1/C2 (上部頸椎)

屈曲位でも伸展位でも側屈は反対方向の回旋を伴う (翼状靭帯の牽引による)

2. 中部・下部頸、上部椎胸椎 (C2-T4)

側屈と回旋は同方向に起こる。

3. 中部・下部胸椎

側屈と軸回旋連結はいずれの方向にも起こり得る。

4. 腰椎

屈曲位でも伸展位でも側屈と回旋は逆方向に起こる。

( White ,1990)。

機能障害のとらえ方

1) 関節面の圧迫・牽引の非対称性

①筋のこわばり

② 関節包の受容器への過剰な刺激

③神経筋膜効果の過剰な活動

④ 靱帯-筋反射活動弓の過活動

2) 骨運動の非対称性

3) 自動関節可動域の非対称性

4) 機能的柔軟性の非対称性

 

 

モビライゼーションPNFのアプローチの原則

1)自動関節可動域の改善

他動的な筋緊張の低下だけでなく、運動域の拡大と動きやすさを得られること。

2)施行時に痛みを誘発しないだけでなく、運動時に痛みを感じなくなるようにアプローチ。

3)脳にアプローチして運動戦略の変容を行い機能的柔軟性の非対称性を対称化。

(萎縮筋の筋力強化が可能な、遠隔後効果を誘発できるアプローチである)

 

 

モビライゼーションPNFによる脳科学的アプローチの理論的背景

痛みが中枢に及ぼす影響

筋活動は痛みのため抑制され防御的適応による患部の筋力の発生や関節可動域、運動速度の減弱が生じやすくなり(Lundら (1991)筋痛により筋活動が抑制されるます (Graven-Nielsen,1997 ; Le Peraら ,2001)

痛みにより運動皮質の抑制が生じその後に皮質・脊髄運動ニューロンの興奮性の減弱が生じます

その後他の筋群が傷みの生じた筋活動の代償を行うように脳がプログラムされ急性筋痛は運動制御戦略に影響を与えます

痛みによる中枢の抑制状態や運動プログラムの変容による代償動作による新たな痛み(左右差が大きくなる)の問題点を解決するためには中枢の興奮と脳活動の正常なプログラム化が必要になります。

モビライゼーションPNFは脳・脊髄のプログラムを正常化します(脳・脊髄レベルへの影響)

 

痛みによる運動戦略の変容

痛みによる運動戦略の変容

43名(男22名)の年齢 18-33歳を対象にあらかじめ2時間立たって腰痛が誘発された群と2時間立たって腰痛が誘発されなかった群に分け、うつ伏せで足を上げる動き(大殿筋を使います)を行わせました

腰痛誘発群は腰部脊柱起立筋・胸部脊柱起立筋(体幹の筋を固めて)が収縮した後、大殿筋(足を上げる)が働きました(頭ー尾方向に収縮)

逆に、腰痛が誘発されなかった群は、逆の尾-頭のパターンを示しました

大殿筋(足を上げる)が働いて体を固める腰部脊柱起立筋・胸部脊柱起立筋が働きました

この現象は、運動戦略が痛みの誘発により変容したことを示唆します(Nelson-Wongら, 2012)

腰痛の人は痛みが出ないように用心するためにまず体を固めて足を動かします

腰痛のない人は足を上げたあとに運動の連鎖として体の筋肉が働くのでリラックスしながら素早く動くことができます

痛みを意識しないでリラックスしながら目的の動きができるようになるコンディショニングが必要です

 

運動戦略の変容とコンディショニング法

 肩の症状が前面に出ているからといって肩だけにアプローチするのでなく腰へのアプローチも必要です

例えば肩が痛い時には高い所の物を取ろうとして手を伸ばす時、背中が過度に反ってきてしまいます

肩が痛いときにその動きを繰り返す事により手を上げる時に過度に背中を反らすプログラムで動くように脳は運動プログラムを書き換えます(運動戦略の変容)

 

そのため、今度は二次的に腰が痛くなってくる場合があります

 

腰が痛くなると今度はつま先立ちで高い所の物を取ることを繰り返すことにより足が痛くなることもあります

 

痛い部分を使わないようにするため本来なら使わない筋肉や関節の動きで代償する新たなプログラムを脳が作ることを繰り返すことによりたくさんの関節・筋の違和感・不調が生じます

 

痛みによる脳の運動プログラムの変容を解決するためには、痛みの減弱と弱化した筋活動や関節運動の問題点を解決しながら正常な運動戦略の再構築できるコンディショニング法が必要となります

 

脳科学コンディショニング法は、長年の研究で脳科学・運動生理学・臨床効果のエビデンスを提示し続けて日々進歩しています。

 

MPCの臨床的効果やコンディショニング効果を国際的に発信

脳・脊髄レベルへの影響

1.脳活動に及ぼす影響 運動方向により脳活動(fMRIで検証)に及ぼす効果に差異があり機能的なパターンを考慮して抵抗運動をしたほうが脳活動を促通し機能的な運動を誘発する準備に有益である可能性を示唆した                       

2.上位中枢に及ぼす影響 運動の方向と運動量により上位中枢(脊髄・脳レベルをH反射で検証)の興奮性に差異があり運動を誘発したり抑制する方法が明らかになった

 

(H反射による上位中枢の研究)   

■Arai M, Shiratani T, Shimizu MS, Shimizu H, Tanaka Y , Yanagisawa K : Remote rebound-effect of resistive static contraction of lower trunk on the flexor carpi radialis H-reflext. Proc. of 19th ISEK Cong. 455, 2012.

■ Arai M, Shiratani T, Shimizu MS, Shimizu H, Tanaka Y , Yanagisawa K : Remote rebound-effect of resistive static contraction of lower trunk on the flexor carpi radialis H-reflext. Proc. of 19th ISEK Cong. 455, 2012.

■ Arai M, Shiratani T : A comparative study of the neurophysiological remote effects of different resistive static facilitation techniques on the flexor carpi radialis H-reflex. Current Neurobiology 3(2): p98-102, 2012.

■ Arai M, Shiratani T : Neurophysiological study of remote rebound-effect of resistive static contraction of lower trunk on the flexor carpi radialis H-reflex. Current Neurobiology 3(1) : p25-29, 2012.

 ■Shiratani T, Arai M. Remote neurophysiological rebound effects of resistive static contraction using a proprioceptive neuromuscular facilitation pattern in the mid-range pelvic motion of posterior depression on the soleus H-reflex. PNF Res   14(1) 11-19   Mar 2014

■  Arai Mitsuo, Shiratani Tomoko, Kuruma Hironobu.  The effects of different force directions and resistance levels during unilateral resistive static contraction of the lower trunk muscles on the ipsilateral soleus H-reflex in the side-lying position. J Rehabil Med (suppl 54). S416. 2015.

■Shiratani T, Arai M. Remote neurophysiological rebound effects of resistive static contraction using a proprioceptive neuromuscular facilitation pattern in the mid-range pelvic motion of posterior depression on the soleus H-reflex. PNF Res   14(1) 11-19   Mar 2014

■Arai M, Shiratani T.  The Effects of Different Force Directions and Resistance Levels during Unilateral Resistive Static Contraction of the Lower Trunk Muscles on the Ipsilateral Soleus H-reflex in the Side-lying Position. J Nov Physiother 6(3) 100090   Jun 2016  

■Shiratani T, Arai M, Kuruma H, Masumoto K. The effects of opposite-directional static contraction of the muscles of the right upper extremity on the ipsilateral right soleus H-reflex. J Bodyw Mov Ther. 2017;21(3):528-533. doi: 10.1016/j.jbmt.2016.08.004. Epub 2016 Aug 12.

 

(fMRIによる脳活動の研究)

■Shiratani T, Arai M, Kuruma H, Yanagisawa. The effects of a static contraction of pelvic posterior depression on the brain activities induced by a fMRI in the normal volunteers. 8TH International Society of Physical & Rehabilitation Medicine (Cancun) 2014.

■ Shiratani T, Arai M, Kuruma H, Nitta O, Matsuda T,Yanagisawa K. A comparison of the movement directional related activity of antagonist resistance exercises using fMRI. J Rehabil Med (suppl 54). S416-S417, 2015. 

 

モビライゼーションPNFの臨床的な効果を国際的に発信

上下肢の骨折等の筋力回復の有効なアプローチについて

Arai M, Shimizu ME, Tanaka Y, Yamakou T, Tatsumi M, Yanagisawa K: Determine the least amount of work load inducing irradiation of the affected rectus femoris considering the degree of knee flexion of the affected side. 13TH INT'L CONGR WCPT Proceeding, 371, 1999.

 Arai M, Shimizu H, Shimizu ME, Yanagisawa K, Tanaka Y: Effects of the Use of Cross-education to the Affected Side through Various Resistive Exercises of the Sound Side and Settings of the Length of the Affected Muscles. Hiroshima J Med Sci. 50(3):65-73, 2001.

 Arai M, et al.Comparison of the directional after-effects of static contractions in different positions of the upper extremity and different strengths of pinch force on the improvement of maximal active range of motion of the wrist joint in normal subjects. PNF Res 14(1):11-19. 2014.

 Arai M, Shiratani T. Effect of remote after-effects of resistive static contraction of the pelvic depressors on improvement of restricted wrist flexion range of motion in patients with restricted wrist flexion range of motionJ Bodyw Mov Ther.  19(3) 442-446   Jul 2015.

 Arai M, Shiratani T. Comparison of the effects of remote after-effects of static contractions for different upper-extremity positions and pinch-force strengths in patients with restricted wrist flexion range of motion. J bodyw Mov Ther   19(4) 624-628   Oct 2015.

 

腱板損傷患者の運動能力の回復の有効なアプローチについて

 Arai M, Shiratani T : The remote after-effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors on the improvement of active hand-behind-back range of motion in patients with symptomatic rotator cuff tears, Biomedical Research 23(3) : 415-419, 2012.

 

変形性膝関節症 の痛み・運動能力の回復の有効なアプローチについて

 Masumoto K, Arai M, Shiratani K, Akagi S, Shimizu A, Tsuboi A, Yanagisawa K, Shimizu ME : Effect of hold relax involved passive stretching of the target muscle and sustained contraction facilitation technique in the middle range of motion of PNF on the active range motion of the knee joint in orthopedic patients. PNF Res 13(1). p1-7. 2013.

 Shiratani K, Arai M, Masumoto K, Akagi S, Shimizu A, Tsuboi A, Yanagisawa K, Shimizu ME : Effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors technique on the passive range of motion of the knee joints in patients with lower-extremity orthopedic problems. . PNF Res 13(1). p8-17, 2013. 

 Shiratani T, Arai M, et al. Effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors technique on the active range of motion of the knee joints in patients with lower-extremity orthopedic conditions. PNF Res 14(1): 1-10. 2014.

 

 

国際リハビリテーション学会(isprm 2015; ドイツ)での発表

 2015年6月にドイツで、抵抗運動時の方向と力の相違により、脊髄・上位中枢の興奮性が異なることを発表
モビライゼーションPNFコンディショニングの国際学会での発表

2015年6月にドイツで抵抗運動時の方向と力の相違により、脊髄・上位中枢の興奮性が異なることを発表しました

最大筋力の20%でPNFパターン(対角線方向)を用いた抵抗運動のほうが、最大筋力の10%で直線的で抵抗運動よりも、中枢の興奮性を低下させリラクセーション効果が大きいこととリラクセーション効果のためには、抵抗量と抵抗方向を考慮しないことを明らかにしました。

Arai M, Shiratani T: The effect of different force direction and resistance levels during resistive static contraction of the lower trunk muscles on the soleus H-reflex. the 9th World Congress of the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine   2015年6月23日

モビライゼーションPNF出版物

モビライゼーションPNF メディカルプレス

動的モビライゼーション療法学会 事務局

〒104-0061

東京都中央区銀座1-6-15銀座一丁目ビル6F

TEL : 080-1306-4237

動的モビライゼーションとは

関節モビライゼーションと関節マニピュレーション (Mobilization/Manipulation)の定義

Kisnerらの定義では同義語として用いられることが多く治療目的に応じて生理的運動 (accessory motions) または副運動 (accesory motions) を用いて種々のスピードと振幅で関節と関節周囲の軟部組織に適応する他動的で技巧的な徒手療法手技である (Kisner, 2002)。

静的関節モビライゼーションの治療原則

筋が弛緩した安静肢位で行う

ゆるみの肢位で関節の遊びと構成運動からなる副運動とよばれる関節包内運動を考慮し関節をモビライゼーションする

構成運動が低下し可動性が低下すると考える

凹凸の法則に基づいて操作するのが原則

 

静的モビライゼーションから動的モビライゼーションへ

上肢帯の解剖学的関節は肩甲上腕関節(肩関節)、胸鎖関節および肩鎖関節であり、機能的関節には肩峰下関節と肩甲胸郭関節がある

肩関節の運動は、これらの関節が協調して作用するため上肢帯へのアプローチは機能的な関節の主動筋の強化と柔軟性および体幹との協調性が必要であり静的なモビライゼーションでは対応できない

また関節への動的な剪断力により機能障害は静的なモビライゼーションのみで解決できない

なぜならば、関節周囲筋の筋出力によるこわばり(stiffness)により動的な摩擦による剪断から回避しているので(van Wingerdenら, 2004) 筋出力を伴う運動(動的)モビライゼーションが必要である

 

運動モビライゼーション手技 (Mobilization with Movement (MWM)

共同回旋

共同回旋とは骨のらせん運動に伴って発生する回旋である

たとえば脛骨が大腿上を伸展する時、上腕骨上を尺骨が伸展・屈曲する時のようならせん的運動時に出現する

この回旋はclose-packed position(しまり)方向に動くとき関節包内でねじれとして出現する(Kessler)

静的モビライゼーションではゆるみの肢位で操作するがモビライゼーションPNFの共同回旋手技はしまりの肢位で操作するのが特徴である

 

(文献)

Kisner C, Colby LA, Therapeutic exercise foundations and techniques, 4th ed.p216-256、 FA DAVIS, 2002.

 

連結運動

 

1.脊椎の側屈と軸回旋(coupling pattern(連結パターン)

頸椎の回旋時に側屈が同方向に生じる (YIshiiら,2006)  

脊柱の側屈時に軸回旋が連結パターンとして生じる (White ら, 1990)

 

椎間関節の構造により、中部・下部頸椎、上部胸椎 (C2-T4)では側屈と軸回旋が同方向に起こり、中部・下部胸椎の側屈と軸回旋の連結パターンはいずれの方向にも起こり得る

腰椎は屈曲位でも伸展位でも側屈と軸回旋が逆方向に起こる

L5-S1の側屈と軸回旋は同方向に起こる (左に側屈すると棘突起は右に動く(Pearcyら 1990)

モビライゼーションPNFの連結運促通手技では肩甲骨・骨盤のPNFのパターンを用いた抵抗運動時に間接的に脊柱を操作しモビライゼーションを行うのが特徴である動

PNFとは

PNFとは

1940年代の後半に、アメリカで開発された手技です。医師であるKabat博士がポリオ後遺症患者の筋収縮を高めるための生理学的理論を構築し、KnottとVossの理学療法士と一緒に開発したPNF (proprioceptive neuromuscular facilitaition;固有受容性神経筋促通法)である

ポリオ後遺症患者に対するリハビリテーションからSherringtonの研究を基にした神経生理学的原理を引用し理論化した

弱い遠位筋の反応を(機能的に関連のあるより強い近位筋からの発散によって)促通するには最大抵抗と伸張の効果を確認できるらせん的および対角線的な特徴をもった集団運動パターン組み合わせが有効であることを発見した

文献

Knott M, Voss DE: Proprioceptive Neuromuscular Facilitation: Patterns and Techniques. New York. Harper & Row Publishers, Inc. 1966.

 Voss DE, Ionta, MK, Myers BJ:  Proprioceptive Neuromuscular Facilitation ; Patterns and Techniques. Third ED. p.291-311. Harper & Row. New York. 1985.

 

PNF運動パターンとは

“groove”

 PNF運動パターンは対角線上でのらせん状の運動パターンであり、複合面上で行われる(矢状面と水平面および前額面の三次元の組み合わせの動き)

人の力強い粗大運動を観察すると、対角線上の動きと回旋の動きが加わっており、矢状面、水平面あるいは前額面の単一基本面上の運動はきわめて少ない

上下肢のPNFでは、上肢 (肩関節)・下肢 (股関節)にそれぞれ4通りの運動パターンがあり、さらに中間関節である肘・膝関節の伸展位(不動)、屈曲または伸展を伴う3通りのパターンを有する

PNF運動パターンの特徴である対角線上をらせん状に運動するパターンを促通するために,“groove (溝)”を頭に置いておかなければならない               

“groove (溝)”とは,PNF運動パターンの延長域から短縮域までに働く主動筋群を適切にまたは最大に収縮させるための適切な運動ラインである (Voss, 1985)

 

そのラインは、ヒトの肩峰と上前腸骨棘を結ぶラインを目安とする

 

 

固有受容器

固有受容器とは

固有受容器とは、①位置、②動き、③力の感覚受容器である

①位置の感覚とは、体各部の相互関係を知る感覚、②動きの感覚とは、運動の方向と速度を知る感覚、③力の感覚とは、抵抗に抗した肢位を保持する時に筋力を知る感覚である

固有受容器を刺激する方法として、関節の牽引・圧縮、筋の伸張、抵抗運動、PNF運動開始肢位などが挙げられる。Kabatは、全運動範囲にわたる最大抵抗を強調し、最大抵抗を使用することで、弱化した筋への発散効果を最大にさせると指摘している(Voss, 1985)

 

 

固有受容器の意義

岩村ら (1994, 2001) は両側の統合は脳梁線維を介して行われていると考察しており

非麻痺側の固有受容器による麻痺側の運動機能の代償は脳梁線維を介して行われていると示唆される

非麻痺側のPNFやモビライゼーションPNF手技による固有受容器の刺激は

患側へ転移され、患側の運動機能を高める可能性がある

 

このことから、麻痺側だけでなく、非麻痺側へのアプローチが重要である

 

最大抵抗

運動開始時と終了時には弱い抵抗で行い、可動域の中間1/3あたりで最大の抵抗を加える

Gellhorn(1949) はサルの大脳皮質に電気刺激を加え、関節固定時と非固定時の誘発筋電図を比較したところ、関節固定時で筋放電が著しく増大した。このように、抵抗は筋収縮を促通するが、脊髄後根をあらかじめ切断しておくとこの現象が消失することから、固有受容感覚系の刺激が皮質刺激による運動に促通効果を与えることを発見した。Gellhornはこの現象を固有受容性皮質性促通と呼んでいる (柳澤, 2001)

最大抵抗は運動パターンの促通に一番大事なものであるが、最大抵抗時、息を止めて力むと血圧が上昇する可能性があるので注意し、持続的努力が有害な場合は漸増して行うようにする (バルサルバ現象の防止: Vossら, 1985)

求心性収縮によってPNFパターンを用いる場合の最大抵抗は、1つのパターンを2~3秒間のゆっくりした運動を3~10回繰り返せる程度の負荷とする

 

PNF手技 ホールドリラックス

1950年代にPNF手技の1つとして痛みを誘発しないで他動関節可動域または自動関節可動域を改善できるホールド・リラックスの手技を確立した 

ホールド・リラックスとはPNFパターン (対角線上のらせん運動) を用いリラクセーションさせたい筋 ( 拮抗筋) を痛みのない位置まで伸張させ、より伸張させたい筋 ( 拮抗筋) をセラピストの抵抗に抗して2~3秒間ほどその肢位を保持するよう指示しする

静止性収縮を行わせたあと弛緩させ、その後、目的とした主動筋の自動関節可動域を増大させる手技である (Voss ら。 1985)

① ホールド・リラックスの優位性

Tanigawa (1972) は持続伸張手技の効果とホールド・リラックスの効果を健常者で比較しホールド・リラックスの優位性を初めて実証した    

ハムストリングスの伸張度を,背臥位での他動的下肢伸展挙上角度 (SLR) を指標としホールド・リラックスの方が即時に有意に他動関節可動域が増加することを報告したのである

②  ホールド・リラックスの方法

ハムストリングスのリラクセーションを得るには背臥位でハムストリングス(拮抗筋) を最大に伸張し、PNF運動パターンを用いて2~3秒間,最大静止性収縮をさせ、そのあと弛緩させる

次に自動運動で、さらに膝関節伸展位での股関節屈曲(SLR) を行い(主動筋は腸腰筋と大腿直筋)、SLRの可動域を増大させる

これを2~3回繰り返すが、基本的にはPNF運動パターンの中で使用される

 

ホールド・リラックスでは、リラクセーションさせたい筋を最大に伸張した肢位で2~3秒間最大静止性収縮をさせたあとリラックスさせリラクセーションさせた筋を伸張させる方向に自動運動させて可動域を増大させる

ホールド・リラックスは可動域増大に効果があるがこの生理学的機序をKabatは説明していない。ホールド・リラックス手技の理論的根拠として考えられる経時誘導説とⅠb抑制説およびⅠb抑制後の自動運動時の相反抑制説との矛盾点を述べる

1. 経時誘導説

拮抗筋の最大収縮による運動ニューロンの最大興奮は経時的効果として拮抗筋の抑制と主動筋の収縮促通に導くSherrington の経時誘導の法則によって説明されている (Sullivanら 1982; Condonら, 1987)

経時誘導の法則とは主動筋の反射性活動に続いて生じる拮抗筋の促通と主動筋の相反抑制を含む運動転換の過程のことである

脊髄イヌの交叉性伸展反射について得られた上記のSherrington(1947) の実験結果がPNF技法の経時誘導の理論的根拠となっている
しかしホールド・リラックスが経時誘導を利用する手技ならば最大静止性収縮をさせたあとにリラックスさせるのは矛盾する

2. Ⅰb抑制説

筋の伸張がゴルジ器官 (腱紡錘) と筋紡錘の両者を刺激するのに対しホールド・リラックスは筋の外的伸張を伴わず、筋の収縮のみで、ゴルジ器官しか刺激せず (Rash and Burke, 1974) 拮抗筋の最大随意収縮 (Maximal Voluntary Contractions: MVC) 後にゴルジ器官による抑制が生じ拮抗筋にリラクセーションが得られると推定されている (Tanigawa, 1972; Etnyre and Abraham, 1986)

しかしホールド・リラックス手技がⅠb抑制を利用しているならば最大に伸張した肢位で2~3秒ほど最大静止性収縮をさせたあとにリラックスさせ他動運動をさせる方が理論的であるがPNFとしては変法となる

3. Ⅰb抑制後の自動運動時の相反抑制説

拮抗筋を最大に伸張した肢位で2~3秒ほど最大静止性収縮をさせ、Ⅰb抑制を得たあとにリラックスさせ、自動運動で動筋パターンで動く時に相反抑制により拮抗筋により深い抑制が得られ動筋の運動時の効率性が増し自動関節運動が増大するという説が考えられる(新井,2004)

 

1980年代は、相反抑制を利用して主動筋に抵抗を加えながら静止性収縮をさせ拮抗筋のリラクセーションを得たあと拮抗筋を伸張するagonist relax (アゴニスト・リラックス) の優位性が報告され (Etnyre and Abraham, 1986; Condon and Hutton,1987; Osterning ら,1990)、PNFストレッチとして広まった

 

アゴニスト・リラックスはSherringtonの相反性神経支配の法則を適用したもので主動筋に抵抗を加えて、筋スパズムなどがある拮抗筋をリラクセーションさせる

 

 

モビライゼーションPNFの新規性

モビライゼーションPNF手技

.一般的なモビライゼーション手技と異なり、しまりの肢位 (close-packed position)である短縮域で操作する場合がある。セラピストによる他動運動でなく抵抗運動が基本であり、関節包内運動(凹凸の法則は用いない)を他動的の操作し抵抗介助運動となる手技。

 

.静的アライメントを改善するだけでなく、動的アライメントの改善を得られる。また、運動時の痛みを軽減し、自動・他動関節可動域を改善し即時的な筋力強化が可能である。また、経時的な筋力強化も効率的に可能となる。

 

3.痛み・萎縮により罹患部位に直接アプローチできないときに、より健常な部位よりアプローチし機能改善を得るための手技がある。遠隔部位の筋力強化・自動・他動関節運動改善は脳科学・神経生理学的根拠に基づき、臨床的エビデンスも提示されている。

 

以下、PNFのホールドリラックスとモビライゼーションPNF手技のSCF手技の比較を参照

ホールドリラックスと比較したSCF手技の利点

伸張位での筋収縮では筋腱接合部の損傷が生じやすい

ホールド・リラックスは教科書的には伸張位で最大静止性収縮収縮を行うと記載されている

しかし、老人を対象とした研究では伸張位での筋収縮では筋腱接合部の損傷が生じやすく(Garrett,1996 )中間位での静止性収縮が安全である(Ferberら,2002)

またウサギの後肢の前脛骨筋をストレッチし電気的に等尺性収縮を起こさせる研究では筋収縮を伴うストレッチ時と非収縮筋のストレッチ時の構造破壊に必要な力は15%しか違わなかったが中間域でひずみを生じさせる力は収縮時が非収縮時の2倍以上の大きな力を必要とした (Garett,1996) 

このデータは中間域での筋収縮の安全性を示唆している

ホールド・リラックスでも最大伸張位で静止性収縮させない

日本PNF学会では自動運動による目的とする筋群の最大伸張位を確認し10°から20°戻した肢位での軽度の伸張位でのホールド・リラックスを行っている

最大伸張位でのリスクを考慮するのがその理由である

また、Knottも学生にはホールド・リラックスの方法として最大伸張位から10°から20°戻した肢位で最大静止性収縮を行うと教授していたことが分かっている

広島県立大学名誉教授の清水・ミシェル・アイズマン先生が南カリフォルニア大学在籍中Ms.Margaret.KnottからPNFの理論と技術を教授された時のノートに、ホールド・リラックスの方法として最大伸張位から10°から20°戻した肢位でのホールド・リラックスを行うと記載されている

SCF手技時はトルク発生力が大きい

SCF手技はスティフネスの高まる中間位にて静止性収縮を行い最大トルク値の発揮と神経筋膜効果を得たあとの自動関節運動の改善を目的とする

SCF手技はリラクセーション効果を得られる

変形性膝関節症21名を対象とした研究ではホールド・リラックス手技とSCF手技の両手技がストレッチ手技より膝伸展自動関節可動域が増大された(Masumoto et al., 2013)

健常者を対象とした研究でヒラメ筋H波が肩甲骨後方下制のSCF手技 (井手、2018(首都 大学東京 修士論文))、骨盤周囲筋群へのSCF手技で抑制効果が認められ(Shitratani,2014; Arai,2016; 重田,2018; 竹澤、2018) 上位中枢のラクセーション効果を示唆した

伸張位での筋収縮は筋力が低下する

1) 60秒のアキレス腱のストレッチ 後に筋力の低下が30分続く (Kay, 2009)

2) 33分間に5~10秒を13回、底屈筋の痛みが生じない程度の最大ストレッチ後に底屈筋の最大 静止性収縮力は有意に減弱した(Fowles, 2000)

 

SCF手技はリラクセーション効果があるが、随意収縮力が増大する

1)5名の体重全負荷が許可された足関節骨折患者を対象に、SCPD 手技と足関節底屈筋群の持続伸張(SS)手技を無作為に行い、各手技後の足関節底屈筋群の最大筋力値を二元配置分散分析した結果SS 手技より SCPD 手技で有意な足関節底屈筋群の最大筋力が増大し萎縮筋の運動単位の動員の増大が推察された

最大足関節底屈筋群の増加により SCPD 手技による遠隔後効果は抑制ではなく促通である可能性が推察され遠隔部位の萎縮の予防・筋力強化の適応の可能性が示唆された(白谷、2018)

 2)モビライゼーション PNF 手技の一つである肩甲骨後方下制および前方挙上の中間域での静止性収縮促通(SCPD、 SCAE)手技と足関節背屈方向への持続伸張(SS)手技の後効果として足関節背屈自動関節可動域(AROM)の改善と自覚的疲労度の差異が生じるか検証した

対象は通所リハビリテーション利用者 14 名(整形外科疾患 9 名 、 脳血管疾患 5 名)で平均年齢は、81.7(±7.6)歳

対象者に肩甲骨 SCPD 手技 、 肩甲骨 SCAE 手技 、 SS 手技を無作為の順序で行った

多重比較検定の結果SS 手技に比べ  肩甲骨 SCPD 手技と肩甲骨 SCAE 手技とも足関節背屈 AROM を有意に増大させた。

自覚的疲労度においては有意差を認めなかった

本研究結果より 肩甲骨 SCPD 手技と肩甲骨 SCAE 手技は SS 手技と比較し足関節背屈 AROM が増大することが示唆された (崎野, 2018)

3)  整形外科疾患患者に対し モビライゼーション PNF の手技の 1 つである骨盤前方挙上の中間域での抵抗運動による静止性収縮の促通(SCAE)手技および骨盤後方下制の中間域での静止性収縮(SCPD)手技を行い昇段能力に及ぼす即時的効果を検証した

対象は、一側下肢のみ整形外科疾患を有し 18cm の階段が手摺りを持たずに一足一段で昇段可能な 13 名であった

各対象にSCAE 手技 、SCPD 手技、コントロールを無作為に1時間以内に実施してもらった。

12 段の階段を一足一段で昇段してもらい時間を計測し介入前後の変化率を指標とした

多重比較検定の結果、SCAE 手技と SCPD 手技はコントロールに比べ有意に昇段時間の短縮を認めた

またSCPD技は SCAE 手技より疼痛の軽減も認めた (田中, 2018)

 

カップリング

モビライゼーションPNFの骨盤への後方下制パターンの中間域での抵抗運動による静止性収縮促通手技(SCF手技)は坐骨結節を後下方に動かした(求心性収縮)あと、静止性収縮するため寛骨(腸骨) は前傾し、仙骨は相対的に後傾するカップリング運動を促通する

 SCF手技後は逆に、収縮後にリラクセーションすることで仙骨が腸骨より相対的により前傾するカップリング運動も促通できる

動的モビライゼーションPNF学会関連文献

■ Arai M, Shimizu ME, Tanaka Y, Yamakou T, Tatsumi M, Yanagisawa K: Determine the least amount of work load inducing irradiation of the affected rectus femoris considering the degree of knee flexion of the affected side. 13TH INT'L CONGR WCPT Proceeding, 371, 1999.

■ Arai M, Shimizu H, Shimizu ME, Yanagisawa K, Tanaka Y: Effects of the Use of Cross-education to the Affected Side through Various Resistive Exercises of the Sound Side and Settings of the Length of the Affected Muscles. Hiroshima J Med Sci. 50(3):65-73, 2001.

 ■ Arai M, Shiratani T : A comparative study of the neurophysiological remote effects of different resistive static facilitation techniques on the flexor carpi radialis H-reflex. Current Neurobiology 3(2): p98-102, 2012.

■ Arai M, Shiratani T : Neurophysiological study of remote rebound-effect of resistive static contraction of lower trunk on the flexor carpi radialis H-reflex. Current Neurobiology 3(1) : p25-29, 2012.

■ Arai M, Shiratani T : The remote after-effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors on the improvement of active hand-behind-back range of motion in patients with symptomatic rotator cuff tears, . Biomedical Research 23(3) : 415-419, 2012.

■ Arai Mitsuo, Shiratani Tomoko, Michele Eisemann Shimizu, Tanaka Yoshimi, and Yanagisawa Ken. Reproducibility of the neurophysiological remote rebound effects of a resistive static contraction using a Proprioceptive Neuromusculae Facilitation pattern in the mid-range of pelvic motion of posterior depression on the flexor carpi radialis H-reflex. PNF Res. 12. p13-20. 2012.

■ Masumoto K, Arai M, Shiratani K, Akagi S, Shimizu A, Tsuboi A, Yanagisawa K, Shimizu ME : Effect of hold relax involved passive stretching of the target muscle and sustained contraction facilitation technique in the middle range of motion of PNF on the active range motion of the knee joint in orthopedic patients. PNF Res 13(1). p1-7. 2013.

■ Shiratani K, Arai M, Masumoto K, Akagi S, Shimizu A, Tsuboi A, Yanagisawa K, Shimizu ME : Effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors technique on the passive range of motion of the knee joints in patients with lower-extremity orthopedic problems. . PNF Res 13(1). p8-17, 2013.

■ Shiratani T, Arai M, et al. Effects of a resistive static contraction of the pelvic depressors technique on the active range of motion of the knee joints in patients with lower-extremity orthopedic conditions. PNF Res 14(1): 1-10. 2014

 ■ Arai M, et al.Comparison of the directional after-effects of static contractions in different positions of the upper extremity and different strengths of pinch force on the improvement of maximal active range of motion of the wrist joint in normal subjects. PNF Res 14(1):11-19. 2014

 ■Shiratani T, Arai M. Remote neurophysiological rebound effects of resistive static contraction using a proprioceptive neuromuscular facilitation pattern in the mid-range pelvic motion of posterior depression on the soleus H-reflex. PNF Res   14(1) 11-19   Mar 2014

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 ■Arai M, Shiratani T. Comparison of the effects of remote after-effects of static contractions for different upper-extremity positions and pinch-force strengths in patients with restricted wrist flexion range of motion. J bodyw Mov Ther   19(4) 624-628   Oct 2015 

■Arai M, Shiratani T.  The Effects of Different Force Directions and Resistance Levels during Unilateral Resistive Static Contraction of the Lower Trunk Muscles on the Ipsilateral Soleus H-reflex in the Side-lying Position. J Nov Physiother   6(3) 100090   Jun 2016 

 ■Shiratani T, Arai M, Kuruma H, Masumoto K. The effects of opposite-directional static contraction of the muscles of the right upper extremity on the ipsilateral right soleus H-reflex. J Bodyw Mov Ther. 2017;21(3):528-533. doi: 10.1016/j.jbmt.2016.08.004. Epub 2016 Aug 12.

 ■ 新井光男,清水 一,清水ミッシェル・アイズマン,他.骨盤へのHRが上肢関節可動域制限に及ぼす影響.PNFリサーチ..2(1).p22-26.2002 

■ 名井幸恵,清水 一,新井光男,他.肩甲骨の抵抗運動が両肩関節の関節可動域に及ぼす効果.PNFリサーチ.3(1).p38-42.2003

■ 立石和子,清水一,新井光男,他.肩甲骨の抵抗運動が足関節の関節可動域に及ぼす影響.PNFリサーチ.3(1)p43-47.2003

■ 金本まゆみ,清水 一,新井光男,他.肩甲骨の抵抗運動が同側足関節の自動運動速度に及ぼす影響.PNFリサーチ.3(1).p48-51.2003

■ 新井光男,清水 一,柳澤 健,他.骨盤抵抗運動による総指伸筋長脊髄反射の潜時に及ぼす影響―ケース・スタディー.PNFリサーチ.3(1).p52-59.2003

■ 新井光男,清水 一 .肩・肘関節の肢位と負荷量の違いによる手関節自動関節運動改善の即時効果の比較検討.広島大学保健学ジャーナル.4(1).p 27-34.2004

■ 新井光男.手関節自動関節運動改善のアプローチ法の検討―上肢静止性収縮と下部体幹の静止性収縮が手関節自動関節運動に及ぼす影響. 広島大学. 2004 

■ 新井光男,清水 一.静止性収縮後の手関節自動運動改善に継時誘導が関与するかの検証. PNFリサーチ. 5(1).p26-33.2005

■ 西浦健蔵,新井光男,重松栄一,他.肩関節の抵抗運動が股関節屈曲可動域に及ぼす影響.PNFリサーチ.6(1).p15-19.2006

■ 白谷智子,村上恒二,新井光男,他.健常者におけるホールド・リラックス手技と下部体幹筋群の静止性収縮促通手技がハムストリングス伸張度に及ぼす効果の比較.PNFリサーチ.7(1).p17-22.2007

■ 道祖悟史,新井光男,清水一,他.骨盤の抵抗運動が腰痛に及ぼす即時的効果.PNFリサーチ.7(1).p1-5.2007

■ 西浦健蔵,新井光男,重松栄一,他.背臥位における肩関節の抵抗運動が股関節屈曲可動域に及ぼす影響.PNFリサーチ.7(1).p50-55.2007

■ 清水千穂,新井光男,黒田剛一,他.ホールド・リラックスおよび骨盤後方下制に対する抵抗運動が高齢者膝関節伸展可動域におよぼす影響.PNFリサーチ.7(1).p79-84.2007

■ 重松栄一,新井光男,小畑順一,他.健常者におけるホールド・リラックスと下部体幹筋群の静止性収縮促通手技が膝関節伸展他動可動域及び自動可動域に及ぼす効果.PNFリサーチ.8(1).p21-26.2008

■ 白谷智子,新井光男,小畑順一,他.健常者におけるホールド・リラックスと下部体幹の静止性収縮 (SCPD) がハムストリングス伸張度に及ぼす効果の比較.PNFリサーチ.8(1).14-20.2008

■ 白谷智子,新井光男,清水ミシェル・アイズマン,他.ホールド・リラックス手技と下部体幹に対する静止性収縮 (SCPD) 手技における施行時間の差がハムストリングス伸張度に及ぼす効果.PNFリサーチ.9 (1).p26-31.2009

■ 新井光男,柳澤健.腰痛症のリハビリテーション-PNF・モビライゼーションPNF手技-.MB Med Reha.全日本病院出版会.8.p33-40.2008

■ 原田泰宏,新井光男,他.ホールド・リラックスおよびPNF運動パターンの中間域での静止性収縮促通手技が膝関節伸展自動可動域に及ぼす効果.PNFリサーチ.11(1).p27-34.2011

■ 白谷智子,新田 収,新井光男,他.健常者におけるホールド・リラックス手技と下部体幹の静止性収縮手技の違いが膝関節可動域に及ぼす影響.PNFリサーチ.11(1).p35-43.2011

■ 道祖悟志,新井光男,福島卓矢,他.肩甲骨と骨盤の抵抗運動が肩関節内旋可動域に及ぼす影響.PNFリサーチ.12(1).p33-38.2012

■ 白谷智子,新田 收,新井光男,他.固有受容性神経筋促通法の骨盤のパターンの中間域での抵抗運動による静止性収縮が手運動野の脳活動に及ぼす影響―機能的MRIにおける検討―.PNFリサーチ.12(1).p39-45.2012

■ 桝本一枝,新井光男,赤木聡子,他.ホールドリラックスおよび下肢運動パターン中間域での静止性収縮促通手技が膝関節伸展他動可動域に及ぼす効果の検証.PNFリサーチ.12(1).p46-51.2012

■ 原田恭宏,新井光男,福島 豊,他.上肢PNFパターンの静止性収縮が膝関節伸展自動可動域に及ぼす効果―ハムストリングスの伸展性改善における持続的ストレッチ手技とPNF手技の効果の比較―.PNFリサーチ.12(1).p52-57.2012

■ 原田 恭宏, 新井 光男, 新田 收, 柳澤 健, 清水 ミシェル・アイズマン : 上肢の抵抗運動による静止性収縮促通の膝関節伸展自動可動域の遠隔後効果. PNFリサーチ 13(1) : p30-37, 2013.

■ 道祖 悟史, 新井 光男, 福島 卓矢, 水野 博彰 : 骨盤のパターンにおける静止性収縮の相違が肩関節内旋可動域に及ぼす遠隔後効果. PNFリサーチ 13(1) : 38-43, 2013.

■ 岡村繁男,新井光男,他:骨盤後方下制の中間域での静止性収縮の遠隔後効果としての上肢協調性に及ぼす影響.PNFリサーチ,16(1):12-17,2016.

 ■ 道祖悟史,新井光男:骨盤抵抗運動が肩関節内旋筋力に及ぼす影響.PNFリサーチ,16(1):18-24,2016.

■  重田有希, 白谷智子, 保原塁, 井手夏葵, 桝本一枝,光男. 抵抗運動による間接的アプローチが非運動肢ヒラメ筋H反射に及ぼす影響. PNFリサーチ. 18(1), 1-6, 2018.

■ 竹澤美穂, 新井光男, 井手夏葵, 重田有希, 白谷智子, 保原塁, 桝本一枝.下部体幹筋および下肢筋群の静止性収縮が対側ヒラメ筋H反射に及ぼす影響. PNFリサーチチ. 18(1), 7-12、2018.

規約

動的モビライゼーション療法学会規約 Dynamic Mobilization Therapy Society:DMTS

 

第一章 総 則 

〔名称〕第1条

 この会は、動的モビライゼーション療法学会 (以下、本会)と称する。 

〔目的〕第2条

 本会は、動的モビライゼーション療法に関する学術研究の充実及び発展を図り、動的モビライゼーション療法を普及させ、併せて関連する治療技術の向上に努め、もって国民の健康及び福祉に貢献することを目的とする。 

〔事業〕第3条

 本会は、前条の目的を達成するために、講習会の開催、基礎研究、臨床研究等を行う。

 

第二章 会 員  

〔種別〕第4条

 本会の会員は、理学療法士・作業療法士または理事会で承認された者とする。 

〔入会〕第5条

 会員になろうとする者は、入会申込書を提出しなければならない。 

〔入会金及び会費〕第6条

 入会金、年会費は無料とする。 

〔退会〕第7条

 1 会員は、退会しようとするときは書面でその旨を理事長に届け出なければならない。

 2 会員が死亡し、又は本会が解散したときは、退会したものとみなす。

 

〔除名〕第8条

 会員がこの学会の名誉を毀損し、又はその設立の趣旨に反する行為をしたときは、これを除名することができる。 

 

 

第三章 役 員 

〔役員の種別及び選任等〕第10条

 本会に、次の役員を置き、必要に応じてその他の局を設ける。

 (1)理事長 1名 

 (2)事務局長 1名 

 (3)事務局次長 1名

 (4)学術局長 1名

 (5)渉外局長 1名

 (6)広報局長 1名

 (7)教育局長 1名

 (8)監 事 2名 

 (9)理 事 11名以内(理事長等を含む)  

 (10)顧問 複数名

〔職務〕第11条

 1 理事長は、この学会を代表し、会務を総括する。

 2 監事は、次に掲げる職務を行う。

 (1) 会計を監査すること。

 (2) 理事の業務執行状況を監査すること。

 (3) 会計及び業務の執行について、不正の事実を発見したときは、これを総会に報告すること。

 (4) 前号の報告をするため必要があるときは、総会又は理事会の招集を請求し、若しくは招集すること。

〔選出〕第12条

 この会の役員は会員が就任し、理事長・理事及び監事は総会において選出する。

〔任期〕第13条

 役員の任期は2年とする。ただし、再任することができる。 

〔顧問及び相談役〕第14条

 この学会は顧問を置くことができる。顧問は、理事長の諮問に応じて、理事長に助言する。 

〔報酬等〕第15条

 1 役員は無給とする。ただし、常勤の役員は有給とすることができる。

 

〔事務局〕第16条

 1 この学会の事務を処理するために、事務局を置く。

 2 事務局には事務局次長及び事務員若干名を置くことができ、理事長が任免する。

 

第四章 会  議 

〔種別〕第17条

 この学会の会議は総会・理事会とする。 

〔構成〕第18条

 総会は、会員を持って構成する。 理事会は、理事長及び理事を持って構成する。

 第19条

 総会・理事会は理事長が招集する。 

〔議長〕 第20条

 1 総会の議長は、その総会において出席会員のなかから選任する。

 2 理事会の議長は、理事長がこれにあたる。 

〔定足数〕第21条

 総会においては会員、理事会においては理事現在数の2分の1以上の出席がなければ開会することかできない。 

〔議決〕第22条

 1 総会の議事は、出席会員の過半数の同意をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

 2 理事会の議事は、出席理事の過半数の同意をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

 3 前2項の場合において、議長は構成員として議決に加わる権利を有しない。 

〔書面表決等〕第23条

 やむを得ない理由のために会議に出席できない会員又は理事は、あらかじめ通知された事項について、書面をもって表決し、又は他の構成員を代理人として表決を委任することができる。この場合において、前2条の規定の適用については、出席したものとみなす。 

〔議事録〕第24条

 会議の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければならない。

 (1) 会議の日時及び場所

 (2) 会員又は理事の現在数

  (3) 会議に出席した会員の数又は理事(理事長及び理事を含む。) の氏名 (書面表決者及び表決委任者の場合にあっては、その旨を付記すること。)

 (4) 審議事項及び議決事項 

 (5) 議事の経過の概要及びその結果並びに発言者の発言要旨

 

第五章  財産及び会計 

〔財産の構成〕第25条

 この学会の財産は、次に掲げるものをもって構成する。

 会員対象の講習会での収入

〔財産の管理〕第26条

 この学会の財産は、理事長が管理し、その方法は、理事会の議決により定める。 

〔経費の支弁〕第27条

 この学会の経費は、財産をもって支弁する。

〔役員に関する項〕第28条

 役員の業務については、次による。理事は理事会に出席し担当する部署を統括する。

 

 

 

会務細則

第一節  総則 (細則の主旨) 第1条 この会の会務を円滑に遂行するために、この細則を定める。

第二節  会費 (会費の額)

第2条 この会の会費は無料とする。

第三節  役員 (役員の職務分担)

第3条 理事は別に定める分掌規定に基づいて、その分担内容を定める。

第四節  インストラクター制度

第4条 学術の発展のためにインストラクター制度を設け、会員のニーズに基づいて指導を行うことにより学術的能力の向上に寄与することとする。インストラクターは、別に定めるインストラクター資格規程により審査され、合格者には動的モビライゼーション療法学会理事長名で認定書を発行する。

第五節  講習会及びインストラクターの養成

第5条 講習会では、インストラクターがテクニック指導と研究法の指導を組み合わせ開催する。

第6条 研究助成金制度を設ける。研究計画書により学術局が審査し、助成金を決定する。

(施行)第7条 この細則は平成22年4月1日により施行する。また、この細則は平成25年4月23日一部改正により施行する。      

組織分掌規程

1.事務局本会の会務全般から事務の細部にわたる庶務内容を把握して、的確で円滑な執務を行う。

(庶務内容)

 1) 総会議事録・重要文書の整理に関する事項

 2) 理事会議事録の記録に関する事項

 3) 公印の管理に関する事項

 4) 本会の発行する刊行物の整理・保管に関する事項

 5) 文書の授受・発行及び管理に関する事項

(財務内容)

 1) 講習会費の徴収

 2) 予算及び決算に関する事項

 3) 現金及び公証金等の記録ならびに管理に関する事項

 4) 旅費及び諸経費の支出・整理等に関する事項 

 5) 現金出入金の管理

2.学術局

 1) 講習会の開催案・講習会計画案を作成し理事長へ提案する。

 2) 学術誌を作成できるように論文の募集を行う。

 3) 機関誌・学術誌を発行する。

 4) 動的モビライゼーション療法学会学術集会の開催

 

インストラクター資格規程

1. 受験資格

1) 動的モビライゼーション主催の講習会を6回以上受講した者。 

2)論文審査を合格した者(動的モビライゼーションに関する論文を1本以上)

3)実技試験及び口頭試問に合格すること。

2. インストラクター審査法

 1) 論文は、理事会が指名した査読委員が審査する。

 2) 実技試験及び口頭試問は、理事会が指名したインストラクターが行なう。

3) 審査の結果、アシスタント・インストラクターまたはインストラクターに認定する。

 

(設立年月日) 平成22年4月1日

 

動的モビライゼーション療法学会役員

 理事長

  新井 光男  首都大学東京健康福祉学部理学療法学科 教授

 事務局長 

  白谷 智子  苑田第二病院リハビリテーション科

 渉外局長 

  西浦 健蔵 甘木中央病院リハビリテーション室長

 

 動的モビライゼーション療法学会理事

  (アイウエオ順)

  重田 有希  介護老人保健施設やすらぎ 主任

  清水 幸恵  本永病院 リハビリテーション科係長

  白谷 智子  苑田第二病院リハビリテーション科

  住田 哲昭  吉岡整形外科

  田中 敏之  南芦屋浜病院 リハビリテーション科科長

  西浦 健蔵  甘木中央病院 リハビリテーション室室長

  原田 恭宏  城西国際大学

  坪井 章雄  茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科 准教授

  桝本 一枝  しげのぶ整形外科リウマチ・リハビリクリニック   

 

動的モビライゼーション療法学会監事

  林 隆司    つくば国際大学医療保健学部理学療法学科 教授

  小畑 順一 

 

動的モビライゼーション療法学会顧問

  柳澤 健   首都大学東京名誉教授・城西国際大学教授

  清水ミシェル・アイズマン 広島県立大学名誉教授

講習会内容

1.モビライゼーションPNF 総論 

1)モビライゼーションPNF手技を用いたリハビリテーション治療のEBMに基づいた新たな戦略

2)運動器リハビリテーション治療に対するEBMに基づいた新たな戦略(関節可動域の改善、腰痛症)

3)中枢性障害に対するEBMに基づいた新たな戦略(関節可動域の改善・筋力強化・機能改善)

 

 

2.モビライゼーションPNF 各論

1) シリーズ1 モビライゼーションPNFの理論と実際

ROM・痛みの改善・筋力強化・疾患の問題点の改善のためのアプローチ法であるモビライゼーションPNF手技の理論と実技)

-  理論と静止性収縮促通(SCF)手技(骨盤)

-  理論とSCF手技(肩甲骨)

-  理論と共同回旋促通(CRF)手技・連結運動促通(CPF)手技

-  理論とSCF手技(四肢)

-  理論とCRF手技(四肢)

 

2) シリーズ2 モビライゼーションPNF手技を用いた脳卒中片麻痺患者・整形外科疾患に対するADL能力獲得法

2-1  寝返り起き上がり・座位~立位のための上肢SCF手技を用いた促通法

ROM・痛みの改善・筋力強化・疾患の問題点の改善を行いながらのアプローチ)

 

2-2  寝返り起き上がり・座位~立位のための下肢SCF手技を用いた促通法

ROM・痛みの改善・筋力強化・疾患の問題点の改善を行いながらのアプローチ)

 

2-3 寝返り起き上がり・座位~立位のためのCPF・CRF手技を用いた促通法

ROM・痛みの改善・筋力強化・疾患の問題点の改善を行いながらのアプローチ)

 

3 立位・歩行

 

3) シリーズ3 上肢への戦略(整形外科疾患・脳卒中後片麻痺患者、パーキンソン病患者の治療法)

3-1 病態の講義・SCF手技(上部体幹筋群)を主に用いたアプローチ法

3-2 病態の講義・SCF手技(下部部体幹筋群)を主に用いたアプローチ法

3-3 病態の講義・CPF手技(脊柱)・CRF手技(上肢)を主に用いたアプローチ法

3-4 病態の講義・CPF手技(脊柱)・CRF手技(下肢)を主に用いたアプローチ法

 

4) シリーズ4 下肢への戦略(整形外科疾患・脳卒中後片麻痺患者、パーキンソン病患者に対する下肢の治療 

 (上肢・体幹へのモビライゼーションPNF手技(SCF手技・CRF手技・CPF手技)を用いた整形外科疾患・脳卒中後片麻痺患者,パーキンソン病患者に対する下肢の治療法)

 

4-1 病態の講義・SCF手技(上部体幹筋群)・CPF手技(脊柱)・CRF手技(上肢)

(実技:モビライゼーションPNF手技を用い脳卒中後片麻痺患者,パーキンソン病患者に対する下肢への治療法.

 

4-2 病態の講義・SCF手技(上部体幹筋群)・CPF手技(脊柱)・CRF手技(上肢)

(実技:モビライゼーションPNF手技を用い萎縮筋・整形外科疾患に対する下肢への治療法)

 

講習会

A)動的モビライゼーション学会主催講習会

○鹿児島会場 平成22年12月5日(日)  9時~14時  場所:鹿児島第一医療リハビリ専門学校

○福岡会場  平成23年1月16日(日)  10時~15時  場所:甘木中央病院

○広島会場  平成23年1月23日(日)  10時~15時  場所:広島医療保健専門学校

○東京会場  平成23年7月31日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院 

○兵庫会場  平成23年6月19日(日) 10時~15時  場所:甲南女子大学 

○下関会場  平成24年8月19日(日) 10時~15時  場所:下関市立市民病院 

3) 基礎コースⅢ:CPF手技

○広島会場  平成23年5月15日(日)  10時~15時  場所:広島大学保健学科

○福岡会場  平成23年6月5日(日)  10時~15時  場所:甘木中央病院

○鹿児島会場 平成22年6月12日(日)  9時~14時  場所:鹿児島第一医療リハビリ専門学校

○東京会場  平成23年7月24日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院 

○東京会場  平成24年2月12日(日) 10時~15時 場所:社会医学技術学院

○兵庫会場  平成23年12月4日(日) 10時~15時 場所:甲南女子大学

○山口会場  平成25年2月24日(日) 10時~15時 場所:下関市立市民病院

4) 基礎コースⅣ:CPF手技

○広島会場  平成23年11月27日(日)  10時~15時  場所:広島大学保健学科

○福岡会場  平成24年1月15日(日)  10時~15時  場所:甘木中央病院

○鹿児島会場 平成23年12月18日(日)  9時~14時  場所:鹿児島第一医療リハビリ専門学校

○東京会場  平成24年1月22日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院 

○東京会場  平成24年6月10日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院 

○兵庫会場  平成24年7月29日(日) 10時~15時 場所:甲南女子大学

5) 基礎コースⅤ:CRF手技

○広島会場  平成24年6月17日(日)  10時~15時  場所:広島大学保健学科

○東京会場  平成24年7月8日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院

○福岡会場  平成24年9月9日(日)  10時~15時  場所:甘木中央病院

○東京会場  平成25年1月27日(日) 10時~15時 場所:社会医学技術学院

○兵庫会場  平成24年12月2日(日)  10時~15時 場所:甲南女子大学

6) 基礎コースⅥ:CRF手技

○広島会場  平成24年11月11日(日)  10時~15時  場所:広島逓信病院

○東京会場  平成24年11月25日(日) 10時~15時  場所:社会医学技術学院

○福岡会場  平成25年1月20日(日)  10時~15時  場所:甘木中央病院

7) シリーズ 1

日時: 平成27年6月14日(日) 10:00~15:00

場所: 広島逓信病院 

日時: 平成27年8月16日(日) 10:00~15:00

場所: 首都大学東京荒川キャンパス

8) シリーズ 3-1: 上肢への戦略(整形外科疾患・脳卒中後片麻痺麻患者に対する上肢への治療法)

病態の講義・SCF手技(肩甲骨)・CPF手技

日時:平成28年7月24日(日)会場:広島逓信病院

9) シリーズ2-3 

ADL促通法~脳卒中片麻痺患者・整形外科疾患に対するADLへの治療法 

日時:平成28年9月4日(日)会場:首都大学東京 荒川キャンパス

10) シリーズ4-1 下肢への戦略(整形外科疾患・脳卒中後片麻痺患者,パーキンソン病患者に対する下肢への治療)>

日時:平成29年4月16日(日)会場:本永病院 (東広島市) 

11)モビライゼーションPNFの臨床的応用

平成30年3月25日(日)

本永病院(東広島市)

 

B)日本理学療法士協会主催理学療法士講習会応用編

1) 運動器リハビリテーション治療に対するEBMに基づいた新たな戦略(関節可動域の改善、腰痛症)

① 平成26年6月15日(日) 場所:甘木中央病院 (福岡県)

② 平成28年11月6日(日)場所:神戸総合医療保健専門学校

2)モビライゼーションPNF手技を用いた脳卒中後片麻痺患者のEBMに基づいた新たな治療法

平成26年12月14日(日) 場所:首都大学東京 荒川キャンパス 

5) モビライゼーションPNF手技を用いた中枢疾患へのアプローチ-筋力強化とADL-

東京会場:日時 平成29年9月3日(日) 場所 首都大学東京荒川キャンパス 運動療法室

3) モビライゼーションPNF手技を用いた間接可動域改善・筋力強化・疼痛軽減に対するEBMに基づいた新たな治療法 

① 27年5月17日(日) 首都大学東京荒川キャンパス 

② 27年5月31日(日)  場所:履正社医療スポーツ専門学校

4) モビライゼーションPNF手技を用いたリハビリテーション治療のEBMに基づいた新たな戦略

① 26年9月28日(日) 首都大学東京荒川キャンパス

② 平成26年12月7日(日) 場所:神戸総合医療専門学校

③ 平成27年11月29日 (日) 場所:神戸総合医療専門学校

④ 平成28年6月12日(日) 場所:履正社医療スポーツ専門学校

⑤ 平成28年10月23日(日) 場所:首都大学東京荒川キャンパス

⑥ 平成29年6月11日(日) 場所 四條畷学園大学 運動療法室

5)モビライゼーションPNF手技を用いた中枢疾患へのアプローチ 

-筋力強化とADL-

日時 平成29年11月5日(日) 神戸総合医療専門学校 運動療法室

6)モビライゼーションPNF手技を用いた運動器疾患へのアプローチ

-痛みの軽減と筋力強化の生理学的理論に基づいたアプローチ-

7)平成30年3月4日(日)首都大学東京荒川キャンパス

 

C)日本理学療法士協会主催 モビライゼーションPNF講習会のご案内

1) 2018年5月13日 「運動器疾患とPNF」

固有受容性神経促通法(PNF)の理論と臨床での活用方法を伝えることを目的とする。

場所:首都大学東京荒川キャンパス運動療法室 

2) 2018年6月10日(日) 「老化に伴う筋萎縮による障害の予防法ーモビライゼーションPNF手技アプローチの紹介」

サルコペニアや活動性の低下による筋萎縮の生理学的変化の理解し、モビライゼーションPNF手技を用いた筋萎縮の予防法を習得する。

場所:四條畷学園大学 運動療法室

 3) 2018年7月22日(日) 「モビライゼーションPNF手技を用いた腰痛予防法」

モビライゼーションPNF手技を用い、腰痛予防のための筋力強化と柔軟性獲得法を習得する。

場所:神戸総合医療保健専門学校運動療法室

 4) 2018年9月2日(日) 「モビライゼーションPNF手技を用いた中枢疾患へのアプローチ-筋力強化とADLの向上-」

5) 脳卒中片麻痺患者の理学療法 (関節可動域の改善・筋力強化・ADLの改善)に対するEBMに基づいた新たな治療戦略を身に付ける。

 場所:首都大学東京荒川キャンパス運動療法室

6) 2018年10月14日(日) 「モビライゼーションPNF手技を用いた腰痛予防

場所:首都大学東京荒川キャンパス運動療法室

 

モビライゼーションPNF書籍

日本PNF学会

夢ナビ 運動前のストレッチはNG? 脳と体のメカニズムに基づく理学療法